メドエル、20万人の聴力回復を支援
40万件を超えるセキュリティの脅威をブロック ― イノベーションとセキュリティを1つのプラットフォームで
業種
ライフサイエンス
企業規模
従業員2,200名
創業年
1990年
主要なユースケース
臨床におけるコラボレーション
プロジェクト関連資料のライブラリ
製品・プロジェクトの企画
製品・統合
Box Governance
Box Relay
Box Zones
Box Shield
Microsoft 365
カスタムアプリ
約41万件
約41万件のセキュリティ脅威を回避
約2万人
22,000人がセキュアにコラボ
20万人
Boxを介して20万人にサービスを提供
課題
パートナーに対して製品情報を迅速、セキュア、シームレスに伝達する手段が求められていた。
イノベーションに注力するため、ITサーバーの問題に割く時間を節約したかった。
セキュリティその他に関する地域ごとの規制が、グローバルなコンテンツ共有の障壁となっていた。
成果
パートナーや顧客との間で、新製品の情報を素早くセキュアに共有できるようになった。
コンテンツクラウドにより、地域、法律、要件の多様性に対応しながらのコラボレーションが可能になった。
機密情報がBoxで保護され、チームは単一の情報源の共有が可能になった。
数多くの名曲を残した作曲家ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは、自身の曲を聞くことはほとんどできなかったといいます。 木の棒をピアノの上に置き、棒の端を歯の間にくわえて、頭蓋骨に感じる振動で音を聞いていたという逸話があります。
こうした発見が特許技術を有する補聴器の開発へとつながり、世界中の難聴に悩む人々を支援しています。 多くの人の知恵と力の賜物です。
メドエル(MED-EL)は、多様な聴覚ソリューションをグローバルに提供するイノベーションリーダーです。 従業員2,200名が、高度な骨伝導技術、人工内耳、補聴器を120か国以上で提供し、これまでに20万名以上の聴力回復および生活の質の向上を支援してきました。
業務環境の変化に対応するプラットフォーム
メドエルには40年来のミッションがあります。業務が進展するなかでミッションを遂行するには、全員が同じ認識を持ち続けることが重要です。 メドエルのスタッフとパートナーは、場所やタイムゾーンを超えて共同作業を行っており、PDF、PowerPoint、Word、スプレッドシート、写真、動画など、あらゆる種類のファイルを扱います。
メドエルでは、効率化に向けて、ファイルのやり取りやFDAとのコミュニケーションなどの業務を効率化するとともに、従来のドキュメント管理システムを排除しました。 最高デジタル責任者のマルティン・ハイラー(Martin Hairer)氏は、次のように述べています。「別々のツールで行っていたものを1つのセキュアなプラットフォームに集約することで、それが可能になりました。」
「Boxの一択です。 現在の市場で最も包括的でセキュアなコンテンツプラットフォームだと私は考えています。」(ハイラー氏談)
メドエルの購買・マーケティング部門では、コンテンツクラウドの導入により以下のことが可能になりました。
- 品質管理ドキュメントから製品の詳細まで、あらゆるコンテンツを単一の情報源として一元管理し、業務を簡素化
- ビジネスパートナーとの容易かつセキュアなコラボレーションをバリューチェーン全体で実現
- 1つのセキュアなコンテンツプラットフォームで、Microsoft 365をはじめとする主要なアプリケーションを利用
市場で最も包括的でセキュアなコンテンツプラットフォームです。
セキュリティの確保とイノベーションの促進
補聴器に対する各顧客のニーズはそれぞれ異なり、メドエルでは常に高精度な成果を目指しています。 高精度の成果を達成するためには、日常業務の簡素化と、最新の製品情報を誰もが容易に入手可能にするコンテンツクラウドの活用が欠かせません。
「インターフェースは直感的で使いやすく、オンボーディングプロセスもシンプルです。」(ハイラー氏談)
メドエルでは、Box Shieldによって組織内外のコンテンツのフローを保護し、機密性の高い患者データのセキュリティを確保しています。 これまでに405,550件の潜在的なセキュリティインシデントを特定し、ブロックした実績があります。 マルウェア攻撃への対応に要した1社あたりの平均コストが260万ドルに達している昨今では、このようなデータ保護機能は不可欠です。*
メドエルではさらに、Box Governanceの活用によって、規制へのコンプライアンスを確実にし、FDAへのMDR (Medical Device Reporting: 医療機器の有害事象報告)を効率化しています。 さらに、18の保持ポリシーをそれぞれ設定することで、150種類以上のドキュメントの適切な保持、アーカイブ、削除が可能になり、スタッフは安心して業務に取り組むことができます。
信頼できる単一の情報源としてBoxを活用することによるメリットは、世界中に大きなインパクトを及ぼす源となっています。
*出典: アクセンチュアによる調査(2019年)